ソニー製、リチウムイオンバッテリー問題、一連の流れと動き

2006-08-15
デル、ノートPCのバッテリをリコールへ--対象は業界最大規模の410万個 (CNET)

Dellでは2006年にノートPCの爆発や発火などの問題に数回見舞われており、顧客の安全を確保したいと考えていると、同社の関係者は語る。同氏によると、リコールの対象となっている410万個のバッテリは、上記の期間に販売された2200万個の一部だという。


デル、バッテリー自主回収の国内対応を発表 (ITmedia)

なお、自主交換の対象となっているのはワールドワイドベースで410万台のノートPC用バッテリーとなるが、国内で販売された該当数についてはノーコメントだった。


2006-08-17
デル以外は大丈夫? ソニー製バッテリー問題、国内各社の対応は (ITmedia)

ソニーは、リコール対象と同型のバッテリーを自社製ノートPCの一部に搭載しているが、「デルの製品とは充電システムなどの構成が異なるため、発火の危険はない」としている。


2006-08-25
アップル、バッテリ180万個をリコール--原因はソニー製セル (CNET)
iBook、PowerBookのバッテリーもリコール対象に (ITmedia)
「バッテリのリコールはアップルが最後」--ソニーや各PCメーカーが強調 (CNET)


2006-09-15
「責任はソニーに」:デル会長、バッテリー問題で主張 (CNET)

ソニー関係者は、「構成上の問題だ。同一のバッテリーをわれわれのVAIOにも使用しており、過熱の危険性に対しては独自の安全策を講じている。同じセルを使用する他のメーカーでも問題は生じていない。非常に稀にショートを起こす場合があるが、それはノートPCのシステム構成に起因するものである」と述べた。


2006-09-29
ソニー:PC用電池の自主回収…「復活」足元から揺らぐ (毎日新聞) (話題のナレッジベース)

ソニーの説明では、発火事故は特定の社(デル、アップル)のPCと電池の相性によって起きたもので、他社のPCで同様の事故が起きないはずだった。しかし、聯想レノボ)製PCでも事故が起きたことで、ソニーの今までの説明は説得力を失った格好だ。


ソニー、リチウムイオンバッテリの回収を全世界で実施〜VAIOのバッテリもリコールを検討 (インプレス)
ソニー、全世界でノートPCのバッテリーを自主交換 (ITmedia)

ソニー製電池の不具合と、ノート型PCの過熱・発火事故の因果関係は、現在も特定されていない。ソニーは「金属粉混入という電池側の問題と、充電方法などPC本体側の問題が重なり合った複合要因によるもの」(広報センター)と説明しているが、米デルのフォレスト・ノロッド副社長は「他社製の電池では問題は起きてない。PC本体側に問題はない」と真っ向から反論する。主張は大きく食い違っている。

DellApple製品で起きた発煙・発火の原因についてソニーは「電池に微細な金属片が混入してショートしたため。発煙・発火に至るかどうかはノートPCのシステム構成の影響を受ける」と説明しているが、IBMLenovo製品については「調査中」としている。


レノボとIBMもソニー製バッテリーのリコール発表 (日経)

対象となるのは、2005年2月―06年9月に販売した同社のノート型パソコンに付属する52万6000個のバッテリー。9月にIBM製のパソコンがロサンゼルスの空港で発火したことを受けて、米消費者製品安全委員会(CPSC)の協力を得て調査していた。


富士通や東芝、ソニー製PC電池を一斉回収へ (日経)

回収の対象になる電池は、ソニーが生産設備に対策を施した今年2月までに造られた製品が中心。


2006-10-01
バッテリのリコールその後 (AllAbout)

バッテリセルメーカーであるSONYが当時公表した原因は、バッテリセル内に微少の金属粉が混入し短絡することと、バッテリ充電回路の問題であり、充電回路に問題があるDELLアップルコンピュータ製品以外に同じような問題が発生することはないと発表しました。


2006-10-03
ソニー電池発火、05年12月に原因特定していた (読売新聞)

ソニーが、昨年11月に起きた米デル製パソコンの発火事故の原因が自社製充電池にあることを直後に把握していたのに、
デル以外のメーカー向けの充電池やパソコンのシステムなどの十分な調査を怠っていたことが、2日わかった。
ソニー製充電池を搭載したパソコンではその後も発火事故が相次ぎ、ソニーは今年9月に大規模なリコール(自主回収・無償交換)に追い込まれたが、回収が早ければ事故の拡大は防げた可能性がある。
ソニーの認識の甘さが改めて問われそうだ。 デルとソニーによると、デル製ノートパソコンの発火事故は昨年11月、東京都内で発生した。事故を受けてデルは翌月、同タイプの充電池を搭載したパソコンで充電池を交換するリコールを行った。


ソニー、発火原因把握後の調査怠る (読売新聞)

ソニーは充電池の製造工程を改善したが、デル以外のメーカーには事故の概要や原因、デルによる回収を連絡しただけだった。リコールの要請をしなかったことで、他社は昨年12月以降も、在庫の充電池を使って発火の恐れがあるパソコンを出荷していた可能性がある。


2006-10-06
ソニー製電池、日立も1万6000個自主回収へ (日経)


2006-10-13
シャープ、ソニー製バッテリー約2万8000個を回収 (ロイター)

シャープは13日、ノートパソコン用のソニーリチウムイオン電池約2万8000個を回収すると発表した。


2006-10-15
ソニー痛恨、相次ぐ誤算 リチウム電池、PS3に続きBDレコーダーもトラブル (産経)

 
2006-10-16
東芝、ソニーに賠償請求へ・パソコン電池回収 (日経)
ソニーへの賠償請求は「さまざまな可能性を検討している」--東芝、電池回収問題で (ZDNet)


2006-10-17
東芝社長、電池83万個早期交換「ソニー次第」 (日経)
ソニー、VAIO type Tのバッテリを自主交換 (インプレス)
台湾エイサーも回収検討=ソニー、パソコン電池交換を発表 (ヤフー)

*世界第4位のパソコンメーカー、台湾の宏碁電脳(エイサー)が同社のノート型パソコンに搭載したソニー <6758> 製リチウムイオン電池の自主回収・交換について、ソニーと協議を進めていることが17日、分かった。対象電池数は最大で10数万個とみられる。週内に結論を出す見通し。


ソニーの電池回収900万個規模も (ニッカン)

この問題では、デルやアップルコンピュータ、IBM、中国の聯想レノボ)のほか、東芝富士通日立製作所とシャープが計774万個の自主回収を決定した。


JEITA、ソニー電池問題で特別委設置「数週間以内に原因究明」 (ITPro)

ソニーが公表している電池内部への金属片混入のほか、バッテリーパックの電源回路の設計やパソコンの電源管理機能などについても踏み込んで、発煙・発火などが起こりうる原因について具体的に検証する。その上で検証結果を広くパソコンユーザーやパソコンメーカー各社へ告知する。


2006-10-19
そもそもリチウムイオンバッテリは燃えるもの (インプレス)
ソニー、電池パック回収対象は960万個、費用に510億円〜2006年度通期見通しを下方修正 (インプレス)
ソニーの06年度ゲーム事業赤字2000億円に倍増、電池回収は960万個 (ヤフー)


2006-10-20
ソニー:大根田CFO、電池回収、PS3問題に答える (毎日新聞)

電池とPS3はまったく別の次元の問題。電池は製造工程の問題でPS3は新しい技術へのチャレンジだ。歩留まりに問題があって初期出荷を減らすが、新しいものづくりに挑戦する時には、どうしてもこういうことは起こりうる。生みの苦しみで、やがてはきちんとできていく。

尚、膨大なリンク数、及びピックアップになりますので、一部記事のリンクは割愛させて頂きました。関連リンクで補足しておきます。


で余りにも膨大な記事の数をピックアップしたので、今日の日記を書くスペースが無くなっちまったぃ。……どうしようかね。まぁつまんない駄文はまた明日にでもこっそり付け足す事にしよう。